何年か前、新潟中越地震で避難の際置き去りにされたワンコが
子犬と一緒に生き抜いたという
お涙ちょうだい残酷映画が公開になりました。
私はあの手の映画が大嫌いなので見てないけれど
三宅島の噴火で やはり同じように置き去りにされたワンコが生き抜き
その後復興のシンボルになったという
舞台を変えただけで同じ内容の映画もあって怒りが沸き上がりました
あぁ、もううんざり! どうして日本人は悲劇から学ばないの?
この映画のどこが感動なの? ( 観てないけど )
マリと子犬のなんちゃらという映画で真っ先に思ったのは
『 外飼いなのに避妊手術してなかったの? 強姦されたわけ? 』
『 ワクチンは? フィラリア予防はどうしてたの? 』 という事
置き去りにされたワンコがどのような悲劇の中にあったか
それほど過酷な状況だったかに重点を置かず
生き残って飼い主と再会し 復興と共に歩んでゆく
はい、皆さん泣いてちょうだい。命ってすばらしい!
という人間の自己満足でしかない残酷で最低な演出
所詮彼らにとって、ワンコ = マッサージ機と同等の癒やしの道具
金儲けの道具でしか無いのよね
置き去りにしない為にどうしたら良いか
なぜ置き去りにされたのか? そこに飼い主の落ち度は無かったのか?
有事の際の 避妊済・去勢済である事の重要性等
それら現実を大きく扱ってくれれば
どうすれば自分のワンコを守れるか考える映画になっただろうに。
先日、原発事故で置き去りにされその後救出されたワンコやニャンコを
保護してる方とお話しする機会がありました。
飼い主さんは見つからないそうです
1頭はかなりの老犬で片目が潰れていました
もう1頭もおとなしい大型犬でしたが表情が疲れきって悲しそうでした
怖い思いちてメンメ怪我ちて可哀想でちゅ保護したワンコの殆どがフィラリアに感染してるそうです
勿論ワクチンもダニノミ予防もされていないので
発見時それはそれは酷い状態だったそうです
避妊や去勢もされてない子が殆どなので
これから先どんどん子犬が生まれ、最終的には殺処分となるであろう事実
リランを自分の子供と位置づけた事はありませんが
大切な大切な宝物です。
可愛くて可愛くてたまらなくても
リランは決して癒やしだけの玩具ではありません
予防注射、ノミダニの薬、病気をした時の医療費
その他、毎日のお世話に健康維持等
動物と暮らすには可愛いだけでは決して生活できない
それなりの責任と経済的負担とか生活の制限とか色々ありますよね
うちはリラン第一優先主義だから
災害で置き去りにするなんて考えられないのです。
勿論ブログのお友達も同じ様に思ってますよね
例え大きなワンちゃんでも、複数のワンコと暮らしていても
置き去りにして避難なんて考えられないですよね
リランと離れ離れになったら気が狂っちゃうよ
不幸にも過去の災害でワンコは駄目と
避難する方もさせる方も気持ちとは裏腹に
そうせざるを得なかった事実があるなら
そこから学び、次に同じ事が起きないようにする事が必要だと思うんです
それが何よ!この映画!

( 観てないけど )
市のガイドラインでは同伴避難が原則となっていて
動物への救援物資も届くシステムになっているようです
それってあくまでも行政が全部面倒見ますよ。というんじゃなく
自分のワンコは自分が責任を持つのが基本 の上での措置です
私はワンコが大好きです
でも、皮膚病でダニノミだらけで
混合ワクチンも狂犬病注射もしていないワンコがいたら・・・
そのワンコを哀れむ気持ちはあっても
正直リランを近づけたくないと思ってしまいます。
災害で悲劇的状況に置かれるワンコが1頭でも居なくなるように
こんなわざとらしく稚拙で
動物を使えば興業収入が見込めるという魂胆見え見え映画よりも
( 観てないけど )
飼い主の責任と、それを怠った罪についてを映画にして欲しいと思いました
posted by yucca at 08:56|
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